空間プロダクトデザイン研究室6名が優秀賞と特別賞をダブル受賞

JID(公益社団法人 日本インテリアデザイナー協会)主催、2025年10月16日(木)~25日(土)で開催された、デザイン系大学9校と、それぞれのコラボレーション企業による「次世代を担うデザイン展」にて、空間プロダクトデザイン研究室3、4年の有志6名のグループが、優秀賞と特別賞をダブル受賞しました。

この作品展は、将来のデザイナー育成に寄与するとともに、インテリア産業の活性化を目指し、また、優れたデザインを求める業界と、デザイン系学生の交流の機会とすることを目的として開催しています。

開催テーマ:

今回の作品テーマは【 継 : Tsugu 】
次世代から、次世代へ継ぐ(つぐ)デザイン伝統的な本質を継ぎ(つぎ)新たな発想でデザイン今回のテーマは【継 : Tsugu】。いつまでも変わらないものに新しいデザインを取り入れる考え方、たとえば「不易と流行」は、本質を大切にしながらも、新しい変化も取り入れることで、新たなデザインとなり、革新をも生み出します。ArtとDesignの境界線からの提案としての生活装置として、キーワードを解釈し、そのかたちを創る。継ぐ(つぐ)ことにより、過去から未来へ、未来から現在へ等の事象を具現化したり、コミュニケーションを生む「モノ?コト」などをパートナー企業様と協働で提案する作品展です。
大学&企業 コラボレーション展示

  • 神奈川大学  株式会社ワーロン
  • 工学院大学  みはし株式会社
  • 芝浦工業大学 株式会社スタンダードトレード?株式会社NiFT?山田工業株式会社
  • 女子美術大学 株式会社パルコ
  • 多摩美術大学 株式会社カンディハウス
  • 東京工芸大学 株式会社Foreque
  • 東京造形大学 プラス株式会社
  • 日本大学   株式会社スペース
  • 武蔵野大学  株式会社興亜通商?リリカラ株式会社

東京工芸大学出展タイトル:

Primitive Objects
本展は、原初的な形態に宿る「関係性の感覚」に焦点を当て、空間?構造?感情のあいだに潜む未定義の領域を浮かび上がらせるプロジェクトである。「継ぐ」という行為を、形の継承にとどまらず、関係性や構造、時間や感覚までも結び直す行為として捉える。原始的な構築の技法やかたちに新たな視点を加えることで、素材や空間、重力との対話から、現代における“つなぎ方”を再定義していく。

各オブジェクトは、「結び」「吊るす」「囲む」「拒む」「屈折」「呼応」といった単純な行為や構造を起点に、記号や装飾を超えた「空間の詩性」を立ち上げる。林業や木工加工に精通したパートナー企業との対話から生まれたこれらの装置群は、現代的なライフスタイル志向からの転換を促し、物が本来持つ些細な印象や質感を引き出すことで、見えないつながりや、忘れられた関係性の感覚を呼び起こす。観る者自身の記憶や身体感覚によって立ち上がる「つながり」の気配を、私たちはPrimitive Objectsとして提示します。

協力企業:
FIL?? by 株式会社Foreque 素材提供?加工?指導  穴井俊輔

東京工芸大学:
徳岡 拓海(4年)?福川 翔(4年)
望月 桃子(3年)?松原 佑佳(3年)?関 響佑(3年)?今成 翔吾(3年)

担当教員 助教 木下陽介