「大学見本市2025イノベーション?ジャパン」へ出展しました(工学部 山田勝実教授)
2025年8月21日(木)と8月22日(金)の両日、「大学見本市2025~イノベーション?ジャパン」(東京ビッグサイト西4ホール)が開催されました。
このイベントは、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が2004年より開催しています。大学等における研究シーズと産業界のニーズをマッチングさせるイベントとしては国内最大規模となります。
全国大学等から創出された研究成果の社会還元、技術移転を促進すること及び実用化に向けた産学連携等のマッチング支援を実施することを目的としています。222回目の開催となる今年は、全国の大学や公的研究機関等から採択された、291の研究成果を6つの分野別に展示されました。
本学からは、工学部工学科電気電子コースの、山田勝実教授が下記の内容で出展いたしました。
山田教授は、出展研究者によるピッチプレゼンテーションも8月21日に実施いたしました。
【出展分野】
カーボンニュートラル?環境
【出展タイトル】
金属を使わずに金属光沢を生み出す材料(C-69)
【技術概要】
金属が光を反射した際に生まれる金属光沢は、高級感やソリッド感を与えることから、その意匠性等が求められる様々な分野で色材や装飾材などに広く用いられています。しかし、近年は塗料中での金属粉の腐食や比重の高さ等、環境問題への対応などから、金属元素を含まない材料や塗料への要求が高まっています。本シーズによる有機色素は、金属を含まずに金属様光沢を放つものであり、意匠面で金属様光沢が求められる様々な材料や用途に、低コストで又は安定的に金属様光沢を付加させることが可能で、かつ環境問題へ対応することができます。
【想定される活用例】
金属様光沢が求められる分野の材料?部材としては、以下のようなものが想定される。
- 加飾シート
- 反射板
出展ブースでは、ポスター展示とともに、山田教授が試作した金属様光沢材料の見本をもとに説明を行いました。会期中、本学の展示ブースには、民間企業のみならず、官公庁など公的研究機関の研究者、技術者をはじめ、100名以上の見学者が訪れ、山田教授のみならず、研究室に所属する学生の鈴木さん、谷さんも説明にあたりました。このたびの多くの来場者との交流を通じて、皆様との共同研究や、産学官の連携につながれば大変うれしく思います。
?出展の詳細は下記ページを参照ください。
https://innovationjapan.jst.go.jp/
?研究者の詳細は下記を参照ください。
研究者URL:/gakubu/engineering/staff/#yamada
?また、本研究は本学「色の国際科学芸術研究センター」の関連研究成果でもあります。
https://collab.t-kougei.ac.jp/portfolio/color_mixing_of_metallic_luster/



