木下陽介助教オルガテック東京2025で準グランプリを受賞

国際的なオフィス家具の祭典で、東京ビッグサイトにて開催中の未来のワークスタイルを提案するデザイン型ビジネス?プラットフォーム「ORGATEC」のにおいて、デザイン学科の木下陽介助教がデザイン参加したブースが「ORGATEC TOKYO Awards」で準グランプリを受賞しました。

「ORGATEC TOKYO Awards」は、「オルガテック東京2025」のテーマである「SHIFT DESIGN」をコンセプチュアルに表現した、デザイン性が高いブースを表彰するアワードです。

デザイン意図

オカムラブースでは、「チェア、イス、オカムラ 日本の『座る』を支えていく。」をコンセプトに、オフィスや駅、空港、病院、図書館、学校、スタジアムなど、暮らしのさまざまな場面で使われる約100脚のオカムラのイスを展示しています。急速な技術革新や価値観の多様化で働き方が次々と変化する中、人が一日の多くの時間を座って過ごすイスや、「座る」について考えることは、より良い働き方をつくることにつながるのではないかという考えのもと、オカムラのモノづくりの歴史や知見、技術、経験を、展示空間の約100脚のプロダクトや映像を通して紹介しています。

3階建ての円形の構造体に日常で使用されている約100脚のオカムラのイスを召集し、圧倒的な種類、物量、領域の広さを表現。展示空間をぐるりと囲む構造体は展示会終了後も転用可能な素材で構成しており、展示されたイスは日常生活に戻るように再利用します。

「ORGATEC TOKYO Awards」準グランプリ受賞の評価ポイント

「座る」という行為そのものを、モノづくりの視点から改めて深く構築し直し、丁寧に向き合ってブースを作っていた点、単管を使ったシンプルなデザインでありながら、展示会場の中で象徴的な佇まいをしていた点、光の取り入れ方がシンプルで美しさが際立っていた点、見て体験するだけでなくさらに知りたいことをチェアマスターが丁寧に解説していた点などが評価され、準グランプリ受賞となりました。

会期中の映像では、東京工芸大学で長く使用されている「8147チェア」と使用風景を紹介いただきました。

Client : 株式会社オカムラ
Creative Direction : 日本デザインセンター
Construction : HAKUTEN
Spatial Design :CANUCH 木下陽介 野口優輔

全体像
内部アングル
ディティール