「イノベーション?ジャパン2022」へ出展しました
このイベントは、科学技術振興機構(JST )が 2004年より開催する 国内最大規模の産学連携マッチングイベント です。
全国大学等機関の技術シーズを一堂に集め、創出された研究成果の社会還元と技術移転を促進し、産学連携を支援するために、123现在哪个app能买足彩435件の技術シーズ(すべて特許取得(含む出願中))や研究者のプレゼンをオンラインで公開します。
昨年度に続き本年度も、新型コロナウィルス感染症の拡大状況を考慮しリアルでは開催せず、WEB開催となりました。本学からは、工学部工学科電気電子コースの内田 孝幸教授、同コースの行谷 時男准教授が下記の内容で出展を致しました。
【開催期間】(オンライン)
2022年10月4日(火)から10月31日(月)
- 内田孝幸教授の展示タイトル、技術概要および想定される活用事例
「マルチスペクトルカメラを用いた植生状態の検出と3Dマッピング?3D造形」
マルチスペクトルカメラを搭載したUAV(無人航空機、通称ドローン)によって、NDVI(正規化差分植生指数)などを使って植生の状態をインデックス化します。これによって、人が見えない高い位置から、人の見えないスペクトル帯域を適切に使って、特徴を明確化するインデックスマッピングを行います。さらに、これらは通常2Dの情報であるが、3Dに拡張し、さらにフルカラー3Dプリントを用いて、インデックスマッピング化した3D造形物を示します。
植生の状態を可視化したカラーマッピングを行い、さらにフルカラーの3D造形とすることで、直感的な植生の維持?育成?管理が出来る。
フォトグラメトリ(多視点画像からの3D構築)技術の進展と相まって、フルカラー3D造形のニーズが高まっている。この状況において素材をプラスチックでない「通常のコピー用紙」とする、フルカラー3D造形技術はSDGsに向けた多大なインパクトを有し、社会的ニーズにマッチする。
- 行谷時男准教授の展示タイトル、技術概要および想定される活用事例
「波長計を用いないレーザー用光周波数較正方法」
高分解能波長可変レーザーの発する波長を観測するためには波長計を用いる方法が一般的です。この波長計は広範囲な領域をカバーできる一方で高価なものとなっております。提案する方法は、絶対周波数が与えられている緻密な分子の吸収線をデータベースとして用います。このデータベースからレーザーで観測した同分子の複数の吸収線の相対周波数、強度等で検索を行い該当するスペクトルを特定することで、光周波数較正を可能とします。この方法は連続同調範囲の狭いレーザーにおいても波長計を用いずに絶対光周波数を得ることができます。
?半導体レーザー等連続同調範囲の狭い波長可変レーザーで観測したスペクトルの光周波数較正に使用。
?光波長計の較正に使用。
【イノベーション?ジャパン2022】
URL: https://innovationjapan-jst-nedo.jst.go.jp/
全出展者一覧
【研究者の詳細はこちら】
内田孝幸教授
行谷時男准教授