「わくわくキッズ☆エコ探検」 小学生と水環境健全性指標調査を行いました
生命環境化学科の大嶋教授が厚木市北公民館からの要請により、「わくわくキッズ☆エコ探検」の実験授業として、また、本学「水質調査隊」活動の一環として、水環境健全性指標調査を行いました。
公民館近くの小鮎川で8月30日(火)午前10時~正午の間で行い、参加者は小学生19人+保護者でした。水環境健全性指標にしたがって、小鮎川(第二鮎津橋のあたり)と相模川(相模大橋の上流)の2箇所について"自然なすがた"、"ゆたかな生きもの"、"水のきれいさ"、"快適な水辺"、"地域とのつながり"をそれぞれ調べました。
フィールドワークの後のミーティングで参加者の観察と水質調査隊の学生たちによる"水のきれいさ"の測定結果を併せて、どちらの川もきれいで安全な水質であることが判明し、小学生からは「面白い。別の場所でもやってみたい。」保護者からは、「簡単に安全な水と言うことが分かり、ホッとした。」と言う反響がありました。
子どもたちにも身近な水環境を自分たち自身で評価してみることの面白さを分かってもらえたと思いますので、こうした活動を通じて環境を大切にする気持ちが育つことを期待しています。
「水質調査隊」は化学技術者が環境に関わる上で最も重要な役割分担といえる分析化学を学生実験で実践できるようにまとめた、本学の特色あるカリキュラムの一つです。厚木市に流れ込む川、出てゆく川など各地点で水質の汚染を調査研究することにより、市民生活への影響と対策を考える地域に密着した活動であり、今後地域住民、市との共同事業への発展が見込まれます。
本学は、大学の使命である教育?研究に邁進し、さらに産学官連携?社会貢献活動の一助としてこのようなイベントに参加し新技術の報告、提供、共同開発を進めてゆきます。
(教育研究推進部教育研究支援課)