足跡
2024.3.19
東京工芸大学芸術学部卒業?现在哪个app能买足彩修了制作展2024~デザイン学科②~
「東京工芸大学芸術学部卒業?现在哪个app能买足彩修了制作展」では、芸術学部(写真、映像、デザイン、インタラクティブメディア、アニメーション、ゲーム、マンガの7学科)と芸術学研究科の学生が各々の個性的な発想を元に、精魂込めて作り上げたメディア芸術作品群が展示されます。未来のメディアアーティストたちの作品をピックアップしてご紹介します。
めぐる言の葉 感謝の木
伊藤 凜
ありがとうの言の葉が時を超えて相手に伝わるかもしれない、そんな木にあなたも感謝を託してみませんか?誰かへの感謝の気持ちが込められた音声を、袋状のデバイスを使って録音し、録音された音声と音声認識されたテキストを、サイネージ型の画面に袋の口の幅を変化させながら流し出します。
口の広げ具合で、流れる音声の高さ低さや文章の幅をコントロールしながら言の葉を形作り、その言の葉を木に託すことで、同じ場所を共有しながら出会うことがなくとも気持ちのやりとりが行えます。
音声に変化をつけることで、個人を特定できなくなるだけでなく、ただのテキストだけでは伝わならいような感情を込めたり、同じありがとうでも託す人それぞれの言の葉を作ることができます。
駅の待ち合わせ場所として木を象徴的に扱い、街ゆく人々の感謝の言の葉をそこに集めることで、相手に伝わるかはわからなくても、時を超えて同じ場所でその言の葉を聞いているかもしれない、というのは何だかロマンチックではないでしょうか?
Somnium
挽野 元稀
蝶に導かれた少女が、美しい自然の風景を通して自分自身と向き合い、成長していく様子を描いた3DCGミュージックビデオです。
タイトルの「Somnium」はラテン語で夢や幻想を意味し、その名の通り夢幻の世界がテーマとなっています。
Unreal Engine 5を主軸に制作を行った本作品は、4K解像度の高精細なビジュアルで臨場感溢れる映像表現を実現しています。
豊かな色彩と光の表現で自然の美しさを追求すると共に、少女の心の動きを感じさせるような繊細なモーションにもこだわりました。
また、意図的にキャラクターの表情を捉えないカメラワークを用いることで、視聴者に少女の感情や内面の変化を想像させ、それぞれの解釈で物語に入り込める作品を目指しました。
十二花月
デザイン学科 映像情報デザイン領域
増田 峻也
花札を題材として、ジオラマ、イラストおよび実写映像を組み合わせて制作したショートムービーです。同じ題材の既存の作品とは少し違った切り口で花札の世界観を表現したいと思い、「映像版花札の世界」を考えました。花札を感じさせるモチーフを自作のジオラマやイラストを使って表現し、十二ヶ月の季節の流れを映像にしました。ジオラマ×イラスト×実写映像の組み合わせによって独特の雰囲気を生み出し、新しい見せ方で花札を表現できればと思い制作しました。
感<kan>
石井 あゆみ
感性を再起動させる旅としてのヴィラを制作しました。体感として受け取ることのできる空間デザインだからこそ、五感にフォーカスを当てた作品を製作したいと考えていました。現代、SNSの普及や技術革新によって情報に囲まれ多感になり過ぎているのではないかと考えます。そんな日常を過ごす若者に向け、その他を排除しひとつに向き合うためのフィルタリングが必要なのではないかと考えました。都会から一時的にエスケープし、それぞれの感覚と向き合う機会を提供することで鈍くなった感覚を取り戻し感性を再起動させます。4泊五日の宿泊プランを設け、五感をめぐるように『嗅覚?触覚?視覚?聴覚』のヴィラに一日ごとに宿泊し、夕飯を『味覚』のレストランで提供します。五感それぞれに合わせ適した立地を設定し、箱を基本形としてヴィラをデザインすることで、五感を比較しやすく、なおかつ各感覚を際立たせるよう意識して製作しました。
雨森 amamori
工藤 姫乃
雨の日に思いきり外遊びができる場所。水たまりに広がる波紋、屋根に響く雨音や葉っぱを弾く雨音、したたるまあるいしずくなど、雨と音にフォーカスした。地面に起伏をつけることで水がたまり、広場全体がまるで池のよう。濡れることを気にせずぱしゃぱしゃしたり、水面に揺らぐ自分を見たり、雨を思いきり楽しむ。異なる素材で作られた屋根の下では、響く雨音の違いを感じることができる。茅葺屋根の下では雨漏りする繊細な音を感じる。木は密集させて植えることで、傘をたたんで葉っぱを弾く雨音だけを聞くことができる。ベンチの上の屋根は透明な受け皿のような設計にすることで、水たまりに広がる波紋を下からのぞくことができる。子供の頃に描いた「雨の日の外遊び」を叶え、日常の中のちょっとした憂鬱やネガティブも楽しむことで、笑顔の時間が増えることを願って。
メガ?ネクサス
デザイン学科 空間プロダクトデザイン研究室
長谷川 誠
変形ギミックを特徴とするメガネ型変身アイテムの玩具です。
『仮面ライダー』や『スーパー戦隊』など、現行の変身ヒーローの玩具を研究?調査した上で、従来のそれらとは違った玩具のあり方を模索しました。
メガネをかけると変身する、テンプル(つる)を開閉する動作の延長で武器にもなるなど、直感的に遊ぶことができるギミックがポイントです。簡単な軸回転でシルエットが大きく変わる点も魅力だと考えています。
コスト面に関するアプローチとしては、全体のサイズを抑える代わりに塗装に力を入れました。大部分がプラスチックの成型色そのままである従来の玩具に対し、メタリック塗装を全面に施すことで質感や重厚感の表現をしています。通販中心の高価格帯商品ではなく、手に取りやすい店頭販売の商品を想定してのアプローチとなります。
制作には学内の3Dプリンターを利用しました。モデル作成では組み立てに支障がないよう注意し、プリントする際も教授に指導していただきながら最適な配置を心がけました。
※所属?職名等は取材時のものです。
幅広い学びから自分の専門を極め、一生走り続けられるデザイナーになる。
建物などの生活空間や工業製品、ポスター、雑誌、Webなど、私たちの暮らしは様々なデザインで彩られています。幅広い領域の中から自分の可能性に気づくために、本学科では1?2年次に一通りのジャンルを学び、その上で自分の専門に進めるカリキュラムを用意。現役クリエイターとして実績のある教員が、生涯にわたり活躍できる実践力を鍛えます。