特集
2023.9.27
多くの気づきを得た広告賞への挑戦
応募した経緯と作品について教えてください
この作品は、福島治教授、相楽賢太郎助教の、広告&ソーシャルデザイン研究室の授業の一環として制作したものです。賞への応募は任意でしたが、私は、自分の作品を日本の有名なアートディレクターやデザイナー、写真家の方々に直接見ていただけるまたとない機会だと思い、応募を決めました。
日本公園緑地協会の「公園の未来」という課題を選んだのは、私が公園で遊ぶのが大好きな子どもだったからです。砂場で泥団子をつくったり、木々を集めて秘密基地をつくったり、白い石で地面に絵を描いたり…そんな当時の自分の姿を思い出してみると、子どもの頃の遊びが、グラフィックデザイナーを志す今の私の原体験になっていると気付きました。
そうして生まれたのがこの作品です。公園で繰り広げられる子どもたちの遊びの一コマ一コマから未来につながるストーリーが再生されるような表現を目指し、また同時に、この先も公園が、子どもたちにとって自由でのびのびできる場であってほしいという願いも込めて制作しました。
今後の目標について教えてください
受賞を目標に挑んだ応募でしたので、実際に入選できたことは本当にうれしく、今まで自分がやってきたことを認めてもらえた感覚で大きな自信になりました。また、この広告賞をきっかけに、同じ夢や目標を持つ他大学の人々と出会えたことも良い刺激になり、私もますます頑張りたいと、気合いが入りました。
福島研究室での1年間の学びと、広告賞への応募を通じて、自分が何に興味があるのか、どんなデザインが好きなのかを、深く理解することができました。この経験を一つの糧に、これからも、賞をとれるような良い作品を生み出し続けていきたいと思っています。
※所属?職名等は取材時のものです。
幅広い学びから自分の専門を極め、一生走り続けられるデザイナーになる。
建物などの生活空間や工業製品、ポスター、雑誌、Webなど、私たちの暮らしは様々なデザインで彩られています。幅広い領域の中から自分の可能性に気づくために、本学科では1?2年次に一通りのジャンルを学び、その上で自分の専門に進めるカリキュラムを用意。現役クリエイターとして実績のある教員が、生涯にわたり活躍できる実践力を鍛えます。